mumu’s blog

映画で感情を乱しながらエッセイ書いています。

人生を選ぶとき

今週のお題「最近あったちょっといいこと」 18歳。 親元を離れて一人暮らしを始め、少し大人になった気がしている子供だった。 なにもかも、なにもかもが不完全だった。 一人分の食材はどのくらいの量なのか、キノコはどうなったら腐ったサインなのか、どの…

たかが世界の終わりの息遣い

地元を離れた人がこっそりと感じる。 「もうここには私の居場所がない」 グザヴィエ・ドランが魅せる世界は呼吸の音が聞こえてくる。それはスクリーンに映る彼らの呼吸音なのか、見つめるわたしの呼吸音なのか。グザヴィエ・ドランの撮る世界をわたし達は体…

マッツ・ミケルセンの孤独

今日も孤独を感じる。 日本は面積に対して人口が多い。人だらけの国に暮らしていても、人は孤独を感じて人を求める。きっと人は孤独ではない時間を知っているからこそ孤独を感じられる。それは会いたいと思う人がいるから寂しさを感じられるように、ある意味…

タイタニックみたいな恋

タイタニックという名作。 言わずと知れたラブストーリー。 タイタニックを見ていると、羨ましいと思うことがある。恋愛をするということ。好きだけで駆け抜けること。 10代の頃にしたような好きって気持ちを最優先にしてなりふり構わず駆け抜けた青い恋愛を…

MCU最新作 エターナルズを観て

※エターナルズのストーリーにはほぼ触れません。 エターナルズを観て思ったことが何個かあったので残しておこうと思う。 ① 聴覚障害を持つ仲間が違和感なく彼らの生活に馴染んでいるのを見ていて、先日わたしがお話しをしたご家族のことを思い出した。 その…

最後の決闘裁判 感想(ネタバレ有り)

1386年フランス(ノルマンディー)で起きた強姦事件と決闘裁判。約600年前の史実映画。 本作は、騎士のジャン・ド・カルージュとその妻マルグリット、ジャンの友人ジャック・ル・グリの3人の視点で展開していく。 騎士ジャンを演じたマット・デイモンと、本作…